日本学生支援機構 貸与奨学金(第二種)
大学・短大・専門学校などに進学する方が、月額2万円〜12万円の範囲で選んで借りられる奨学金です。利子がつき、卒業後に返還する必要があります。給付型奨学金とは異なり、返したお金が次の世代の奨学金の原資になります。
この制度は借りるお金です。返還は原則として卒業の約7か月後から始まり、最長20年かけて返していきます。借りる前に、返還の総額と毎月の返還額を必ずご確認ください。
- 対象年度2026年度(令和8年度)
- 制度の状況継続中
制度の基本情報この8項目がこの制度を特定する情報です。内容が異なる制度は別のページでご案内しています。
| 正式名称 | 日本学生支援機構 貸与奨学金(第二種) |
|---|---|
| 実施主体 | 独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO) |
| 金額 | 月額2万円〜12万円(1万円単位で選択・貸与) |
| 所得条件 | あり(家計基準。世帯人数・通学形態で基準額が変わります) |
| 申請期間 | 予約採用: 高校3年の春・秋 / 在学採用: 進学後の春 |
| 申請先 | 在学中の学校(高校・大学等)を通じて申請 |
| 必要書類 | スカラネット入力、マイナンバー関係書類、収入に関する証明書 ほか |
| 対象費用 | 使途の指定はありません 学費・教材費・生活費のいずれにも充てられます。塾代助成のように「この費目にしか使えない」という制限はありません。 |
| 予算・定員 | 公式情報で確認できませんでした 定員の有無について公式サイトに明確な記載を確認できていません。公式ページでご確認いただくか、学校の奨学金担当にお尋ねください。 |
※ この制度は8項目すべてを公式情報で確認できています。項目によっては「該当しない」「公式情報で確認できませんでした」と表示される場合があり、空欄にはせず区別してお伝えします。
制度の概要
| 制度の性質 | 貸与(返還が必要)。給付型のように「もらえる」制度ではありません |
|---|---|
| 利子 | あり(第二種)。在学中は無利子で、返還が始まると利子がつきます |
| 第一種との違い | 第一種は無利子ですが、成績・家計の基準が厳しくなります。第二種は基準が緩やかなかわりに利子がつきます |
| 目的 | 経済的な理由で修学が困難な学生に学資を貸与し、教育の機会均等を図る |
| 採用の方式 | 基準を満たせば原則として貸与されます(選考で人数を絞る公募型ではありません) |

まず押さえてほしいのは、第二種は「基準を満たせば原則もらえる」タイプだということじゃ。留学支援のように選考で落ちる制度とは仕組みが違う。ただし、もらえるのではなく借りるのじゃぞ。ここを混同する人がとても多い。
対象になる方次の3つをすべて満たす必要があります。
進学先
大学・短期大学・専門学校・高等専門学校(4年以上)・大学院に在学、または進学予定であること。
学力の基準
次のいずれかを満たすこと。高校の評定平均が3.5以上、または「学修意欲がある」と学校長に認められること。第一種より緩やかです。
家計の基準
世帯の収入・所得が基準額以下であること。世帯人数・通学形態(自宅/自宅外)・私立/国公立で基準額が変わります。
基準額は年度ごとに変わります。ご家庭が対象になるかどうかは、公式サイトの進学資金シミュレーターで確認するのが確実です。学校の奨学金担当にご相談いただくこともできます。
借りられる金額費目ごとに金額と受け取り方が決まっています。
上限まで借りると返還の負担も大きくなります。必要な額を計算したうえで、できるだけ少なく借りるのが基本です。金額は貸与中に変更(減額)することもできます。

12万円まで借りられると聞くと、つい多めに設定したくなるよね。でも月4万円多く借りると、4年で192万円増える。返還も20年ついてくるんだ。先に生活費を書き出してから金額を決めるほうが、あとで楽になるよ。
申請の期間とスケジュール
- 1
予約採用の申込
高校3年の春(4〜6月ごろ)在学中の高校を通じて申し込みます。秋にも募集がありますが、春のほうが枠が確保しやすい傾向です。
- 2
採用候補者決定
高校3年の秋〜冬「採用候補者決定通知」が届きます。この時点ではまだ確定ではありません。
- 3
進学届の提出
進学した年の4月ここを忘れると無効になります。進学先の学校で手続きが必要です。
- 4
初回振込
進学した年の6〜7月ごろ初回は入学から数か月後です。入学金・前期学費には間に合わないため、別の資金の準備が必要です。
初回振込は進学後の6〜7月ごろです。入学金や前期の授業料に充てることはできません。入学時に必要なお金は「入学時特別増額貸与奨学金」や「国の教育ローン」など別の方法をご検討ください。
申請先と申請方法
| 申請先 | 在学中の学校(高校・大学等)の奨学金担当窓口 |
|---|---|
| 申請方法 | スカラネット(インターネット)で入力し、必要書類を学校へ提出 |
| 実施機関への直接申込 | できません。必ず学校を経由します |
| 問い合わせ先 | 在学中の学校の奨学金担当、または日本学生支援機構 奨学金相談センター |
卒業後2年以内であれば、出身高校を通じて予約採用に申し込める場合があります。進学先が決まっている場合は、進学先の学校での在学採用も選べます。
必要な書類
- 必須スカラネットへの入力
学校から配布されるIDでインターネットから入力します。
- 必須マイナンバー関係書類
本人と生計維持者のマイナンバーを機構へ郵送します。学校ではなく機構に直接送ります。
- 必須収入に関する証明書
生計維持者の収入を確認する書類。
- 場合により連帯保証人・保証人の書類
人的保証を選んだ場合に必要です。機関保証を選ぶ場合は不要です。
- 場合により家計の急変を証明する書類
失職・災害などで家計が急変した場合。
返還についてこの制度でいちばん大切な情報です。借りる前に必ずご確認ください。
| 返還の開始 | 卒業(貸与終了)の約7か月後から |
|---|---|
| 返還の期間 | 借りた総額に応じて決まります(最長20年) |
| 利子 | あり。上限は年3%。在学中は無利子です |
| 利率の方式 | 利率固定方式 / 利率見直し方式 のいずれかを申込時に選択 |
| 返還の方式 | 定額返還方式(毎月同じ額) / 所得連動返還方式(収入に応じて変動。第一種のみ) |
| 保証の方法 | 機関保証(保証料を毎月差し引き) / 人的保証(連帯保証人と保証人を立てる) |
返還が難しくなったら
減額返還(毎月の額を減らして期間を延ばす)や、返還期限猶予(一定期間先送りする)の制度があります。放置せず必ず先に相談してください。延滞すると延滞金が発生し、信用情報にも記録されます。
返還が免除される場合
本人が死亡または精神・身体の障害により返還できなくなった場合に限られます。就職できなかった、収入が少ないという理由では免除されません。(大学院の第一種には業績優秀者の免除制度があります)

ここまで読んで、こわくなった人もいるかもしれないね。でも大丈夫、返せなくなったときの逃げ道はちゃんと用意されてるの。いちばんダメなのは、こわくて連絡しないまま放っておくこと。困ったらすぐ相談していいんだよ。
毎年の継続手続き(適格認定)一度採用されたら卒業まで自動で続く、というわけではありません。
- 毎年奨学金継続願の提出
年1回、スカラネットから提出します。提出しないと廃止(打ち切り)になります。
- 毎年学業成績の判定
修得単位数や成績によって、警告・停止・廃止の判定を受けることがあります。
留年や単位不足が続くと、貸与が停止・廃止されることがあります。すでに借りた分の返還義務は残ります。継続の条件は貸与が始まってからも関係し続けます。
併用と注意点
給付型奨学金
併用できますが額が調整されます給付型の支援区分に応じて、貸与できる上限額が引き下げられます。第I区分では第二種の貸与額が制限される場合があります。
高等教育の修学支援新制度
併用できます授業料減免とあわせて利用できます。
第一種奨学金
併用できます無利子の第一種を優先し、不足分を第二種で補うのが基本の考え方です。
貸与月額・家計基準・利率の上限は見直されることがあります。このページは最新年度の情報に毎年度更新しています。過去の年度の内容は過年度アーカイブでご確認ください。
この制度についてよくあるご質問
Q第一種と第二種は、どちらに申し込むべきですか?
Q入学金や前期の授業料に使えますか?
Q就職できなかった場合、返還は免除されますか?
Q借りる金額は途中で変えられますか?
Q機関保証と人的保証は、どちらを選べばよいですか?
3匹で話し合ってみましたこの制度について、キャラクターたちが話し合いました。申請するか迷ったとき、どう考えるか。

制度の説明はしたが、いちばん伝えたいのは順番じゃ。給付型 → 授業料減免 → 第一種 → 第二種。この順に検討して、それでも足りない分を借りる。最初から第二種ありきで考えないことじゃな。

順番は大事だね。あと整理しておくと、選択肢は「借りる/借りない」の2つじゃないんだ。いくら借りるかも選べる。月12万まで借りられるからって、12万借りる必要はどこにもないよ。

バイトでいくら稼げるか、実家から仕送りがいくらか、家賃はいくらか。書き出すと必要額が見えてくる。そこから逆算して決めるほうが、あとで後悔しにくいと思う。

2匹とも正論なんだけど…わたしが気になるのは、「借金してまで進学していいのかな」って思ってる子がいることなの。まわりに相談しづらいまま、1人で抱えてたりする。

奨学金って、日本では約3人に1人が使ってるの。特別なことじゃないんだよ。それに返せなくなったときの猶予や減額の仕組みもある。不安なのは当たり前だけど、知らないままこわがるのはもったいない。

そのとおりじゃ。制度をこわがって使わないのも、よく知らずに上限まで借りるのも、どちらも避けたい。返還シミュレーションで毎月の返還額を先に見る。これだけで判断がぐっと具体的になるぞ。

数字にしちゃうのがいいよね。「月17,300円を20年」って分かれば、こわさが具体的な計画に変わる。あとは学校の奨学金担当に聞けば、意外とあっさり解決することも多いよ。
キャラクターたちの結論
まず給付型・授業料減免・第一種を先に検討し、足りない分だけを第二種で借りる。金額は上限ではなく、必要額を書き出して逆算して決める。そして申し込む前に返還シミュレーションで毎月の返還額を確認する。借りること自体は特別ではありません。こわがって避けるのでも、よく知らずに上限まで借りるのでもなく、数字を見て決めることが大切です。
※ ここでの内容は、キャラクターがそれぞれの視点でお伝えする参考情報です。ご家庭の状況によって最適な選択は変わります。制度の詳細は必ず公式情報をご確認いただき、迷ったときは学校の奨学金担当にもご相談ください。
この制度について話したキャラクターそれぞれのキャラクターには、得意な視点があります。プロフィールから、他の回答も見られます。
