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前学年の学習の遅れを取り戻すには?つまずき発見から学び直しまでの実践ガイド

前学年の内容が分からないとき、全部を最初からやり直す必要はありません。今のつまずきから必要な前提だけを探し、現在の授業と両立しながら学び直す手順を、5件の悩み別FAQをもとに整理します。

前学年の学習の遅れを取り戻すには?つまずき発見から学び直しまでの実践ガイド
公開 更新 読了目安約9分
編集 関連するFAQ5件をもとに内容を整理し、画像3点を作成・確認しています。

この特集で分かること

  • 全部やり直す前に戻る地点を診断する方法
  • 今の授業と前学年の復習を両立する考え方
  • 小学生・中学生・高校生で変える学び直し方
  • 点数が上がらない原因の分け方
  • 子どもが戻り学習を嫌がるときの声かけ

前学年の遅れは「全部やり直す」前に診断する

全部やり直す前に確認する3ステップ診断。困り方を分け、必要な前提を確かめ、必要な範囲だけ復習する流れ
今の困り方から必要な範囲だけを探す手順

前学年の内容があやしいときも、教科書の最初から全単元をやり直す必要はありません。まず、今の授業・宿題・テストのどこで困っているかを分け、そこに必要な既習事項をさかのぼります。代表的な確認問題を数問解き、答えだけでなく途中式や迷った場所を残すと、戻る地点を絞りやすくなります。

診断は「今の困り方を分ける」「必要な前提を確かめる」「必要な範囲だけ復習する」の3段階です。できた単元は終了し、迷った単元だけを例題、類題、日を空けた再確認の順で進めます。戻りすぎないことが、負担を増やさず立て直す第一歩です。

フクロウ先生
フクロウ先生

まず、今の問題で最初に止まった手順を確かめましょう。そこに必要な前の内容だけをたどります。確認問題を解けた単元まで、学年ごと戻る必要はないのじゃ。

今の授業と学び直しを両立する

今の授業を止めて前学年の復習だけにすると、現在の学習からさらに離れることがあります。毎日の学習を「明日の授業で困らないための課題」と「今日見つかった前提の穴」の二つに分けましょう。学校の宿題や授業例題を先に扱い、その後に関係する前学年の問題を少数解きます。

たとえば中2の連立方程式で符号を間違えるなら、中1の正負の数や一次方程式を確認します。高校の因数分解で止まるなら、中学の文字式や方程式へ戻ります。復習後は同じ考え方を使う現在学年の例題を1問解き、学び直しが今の授業につながったかを確かめます。

ワンタ
ワンタ

よし、今日の宿題から分からない問題を一つ選ぼう。宿題を終えたら、その問題に必要な前の内容を3問だけ確認する。3問が終わったら、同じ宿題の問題へ戻って終わりにしようぜ。

小学生・中学生・高校生で戻り方を変える

小学生は範囲を小さくし、できた部分を見えるようにする

小学生には「前の学年を全部やり直す」ではなく、「今の問題に必要なところを3問だけ確かめる」と伝えます。短い確認で開始地点を決め、できた問題も記録します。保護者が答えを教えるより、どこまで自分で説明できたかを見る方が次の手掛かりになります。

中学生は現在単元との接続を優先する

部活動や定期テストがある中学生は、前学年を順番に終える計画より、現在の単元に必要な基礎から補う方が両立しやすくなります。「今の単元」「戻った単元」「次に解き直す日」の3項目だけを記録し、週末にまだ迷うものを残します。

高校生は系統ごとに中学内容へ戻る

高校数学でつまずいた場合は、式、方程式、関数、図形などの系統に分けます。高校の問題で止まった手順を特定してから、関係する中学問題を数問確認します。中学3年間を一律に通読するのではなく、中学の基礎問題と高校の例題を一組にして再確認します。

復習しても点数が上がらない原因を分ける

復習しても点数が上がらない原因を、知識・手順・読解・計算・時間の5つに分けて確認する図
知識・手順・読解・計算・時間で原因を切り分ける

同じ問題集を繰り返しても結果が変わらないときは、誤答を五つに分けます。「知識を思い出せない」「解き方の手順がつながらない」「問題文の条件を取り違える」「計算の途中で崩れる」「時間内に終わらない」です。一つの誤答に複数の原因があることもあります。

知識なら短い再テスト、手順なら考え方の説明、読解なら条件への印付け、計算なら途中式、時間なら正確さを保てるようになってから時間計測というように対策を変えます。直後の解き直しだけで判断せず、数日後の類題や初見に近い問題で改善を確かめます。

ペン太
ペン太

記録は「止まった手順・試した練習・次に解く日」の三つだけで十分だよ。数日後に似た問題を1問解こう。同じ手順でまた止まったら、練習方法を一つ変えよう。

子どもが戻り学習を嫌がるときの声かけ

拒否があるときは、説得より先に理由を聞きます。簡単な問題をさせられるのが嫌、できないところを見られたくない、量が多そうなど、同じ「嫌だ」でも理由は異なります。「何がいちばん嫌?」と聞き、答えを否定せず受け止めます。

次に、学年ではなく今の目標と結び付けます。「小4に戻る」ではなく、「今の小数の問題を楽にするために必要な計算を3問だけ確かめる」と伝えます。教材、問題数、始める時間などから本人が選べる項目を一つ用意し、終わった後は正答数だけでなく、始められたことや途中式を書けたことを具体的に伝えます。

ニャミ
ニャミ

前の学年へ戻ることを、失敗のように言わないでね。まず「どの問題なら確かめてもよい?」と本人に聞こう。問題数か始める時間を、本人と一緒に選んでみるにゃ。

1週間の学び直しプラン

最初の1週間は量を増やすより、診断と再確認の流れを作ります。月曜日は今困っている問題を数問解き、止まった場所を記録します。火曜日と水曜日は必要な前提の例題と類題を少数扱います。木曜日は現在学年の問題へ戻り、つながりを確認します。金曜日は日を空けた解き直し、週末は記録を見て次週に残す単元を一つ決めます。

時間や問題数は固定の正解ではありません。学校の課題、体調、つまずきの深さに合わせて調整し、無理なく再現できる量から始めます。強い不安や学校生活への支障が続く場合は、答案と記録を持って担任や教科担当、学校の相談窓口へ相談してください。

まとめ

学び直しは、前学年を全部やり直す作業ではありません。今の困り方から必要な前提を探し、範囲を絞って復習し、現在学年の問題へ戻り、日を空けて確かめる流れです。結果が変わらないときは努力不足と決めつけず、誤答の原因を分けて方法を変えます。

小さく診断し、必要なところだけ戻り、すぐ今の学習につなげる。この循環を続けることで、学び直しの負担を抑えながら前進を確認できます。

4匹で話し合ってみましたこの特集の内容について、キャラクターたちが話し合いました。理屈は分かっても動き出せないとき、どう考えるか。

フクロウ先生
フクロウ先生

まず、今の問題で最初に止まった手順を確かめましょう。答えが違うだけでは、戻る場所を決められません。途中式と迷った場所を見れば、必要な前の内容を絞れるのですぞ。

ワンタ
ワンタ

最初に止まった手順が見えたら、今日は確認問題を3問だけ開こう。全部の学年へ戻る必要はないぞ。3問を解いたら、今の問題を1問やり直して終わりにしよう。

ニャミ
ニャミ

ただし、確認問題を3問と聞いて本人が嫌がることもあるよね。すぐ解かせると、本人が話しにくくなるよ。本人が嫌がる理由を先に聞こう。できない所を見られたくないなら、本人に問題を1問選んでもらおう。

ペン太
ペン太

本人が嫌がる理由を聞けたら、続け方も考えやすくなるよ。毎回の進め方が変わると、本人の負担が増えやすいんだ。記録は「止まった手順・試した練習・次に解く日」の三つで十分だよ。次に解く日には、同じ三つだけ見直そう。

フクロウ先生
フクロウ先生

次に解く日には、本人がどこから分からないか説明できるか確かめましょう。同じ日に解き直すだけでは、分かったか判断しにくいからです。説明できるなら、同じ内容の問題を1問解きます。説明できないなら、先生と答案を見て止まった行を探しましょう。

ワンタ
ワンタ

どこから分からないか説明できるなら、今日の確認問題3問から始めよう。今日やることが多いと、最初の一歩が重くなるぞ。説明できないなら、先生に見せる答案を1枚だけ選ぼう。今日は3問か答案1枚のどちらかで終わりにしようぜ。

ニャミ
ニャミ

今日の確認問題3問で手が止まっても、やる気がないと決めつけないでね。疲れている日は、問題を解くこと自体が負担になるよ。本人が疲れているなら、今日は止まった場所を話すだけでよいよ。落ち着いた日に、数日後の1問を本人と選んでみるにゃ。

ペン太
ペン太

数日後の1問で解けた手順は、そのまま今の学習へつなげよう。まだ止まるなら、先生と答案を見て練習を変えるよ。止まった行を説明できたら、今日の確認問題3問へ移ろう。今日の確認問題3問と数日後の1問を同じ形で記録し、次に解く日を決めて続けよう。

4匹の結論

前学年を全部やり直す必要はありません。まず、今の問題で最初に止まった手順を確かめます。

止まった場所を本人が説明できるなら、関係する前の内容を3問だけ解きます。説明できないなら、先生と答案を見て止まった行を探します。本人が嫌がる場合は、問題を解く前に理由を聞きます。

本人が始められる日は、前の内容3問と今の問題1問を一組にします。疲れている日は、止まった場所を話すだけでも構いません。問題数か始める時間を本人に一つ選んでもらいます。

数日後に似た問題を1問解き、同じ手順で止まるか確かめます。解けたら今の学習を続け、止まったら練習を一つ変えます。どこから分からないか整理できない場合は、答案と記録を先生へ見せます。

※ ここでの回答は、キャラクターがそれぞれの視点でお伝えする参考情報です。一人ひとりの状況によって合う方法は変わります。迷ったときは、学校の先生や専門のサービスにも相談してみてください。

この特集に登場したキャラクターそれぞれのキャラクターには、得意な視点があります。プロフィールから、他の回答も見られます。

フクロウ先生

フクロウ先生

制度解説型

補助金や入試のしくみに詳しいフクロウ。複雑な制度をかみくだいて説明するのが得意。

ワンタ

ワンタ

行動促進型

「まず動こう」が口ぐせの柴犬。迷って立ち止まっている人の背中を押すのが得意。

ペン太

ペン太

習慣化サポート型

コツコツ続ける仕組みづくりが得意なペンギン。習慣化や計画づくりの相談に強い。

ニャミ

ニャミ

共感サポート型

不安な気持ちにそっと寄り添う猫。つらいときや自信をなくしたときの相談が得意。

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編集部より

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